09
定跡
角換わり:打ち込みの点検
角を早く交換すると、双方が遠くから打てる角を持ちます。盤上に角がいないので歩や銀を動かしやすくなる一方、相手陣の隙へ打たれる危険が増えます。図は角で8六を守り、銀を8八へ寄せてから交換を迎える形です。
交換後に左銀が7七へ戻ると、飛車先の守りが続きます。右銀は棒銀・早繰り銀・腰掛け銀などへ分かれます。腰掛け銀だけがいつでも最善という結論はありません。角を打たれる空きマス、玉と飛車の両取り、馬を作られる地点を毎手確認してください。
987654321
一二三四五六七八九
▲ 先手の持ち駒
角×1
△ 後手の持ち駒
角×1
右銀の活用を助ける歩。ここから複数の銀の形に分岐。
12 / 12手
手順をテキストで読む
- ▲7六歩(7七) — 角道を開ける。
- △8四歩(8三) — 飛車先を伸ばす。
- ▲2六歩(2七) — 先手も2筋の歩を進める。
- △8五歩(8四) — 8六への歩交換を狙う。
- ▲7七角(8八) — 角で8六を守る。
- △3四歩(3三) — 角交換が可能になる。
- ▲8八銀(7九) — 銀を8八へ。角交換後の取り返しを用意。
- △7七角成(2二) — 角を交換する。成っても銀に取られれば持ち駒は角に戻る。
- ▲7七銀(8八) — 銀で取り、8六の守りを引き継ぐ。
- △7二銀(7一) — 後手も銀を前へ。
- ▲3八銀(3九) — 右銀を進める準備。
- △7四歩(7三) — 右銀の活用を助ける歩。ここから複数の銀の形に分岐。
盤上で確認
角交換直後に、互いの角打ちの候補を3か所ずつ探す。
角交換直後に、互いの角打ちの候補を3か所ずつ探す。
間違えやすい点:角を交換した安心感で玉の囲いを後回しにしない。
理解チェック:相手の角は盤上にないのに危険なのはなぜ?
持ち駒の角は空きマスへ打てるためです。遠い両取りや王手の線が急に生まれます。