23
中級

さばきと駒の働き

約5分 · 図と理解チェック付き · 更新 2026-09-23

さばきは、動きにくい駒を交換や移動で働かせることです。振り飛車の飛角交換、狭い銀の交換、持ち駒を得て相手陣へ打ち直す手などが含まれます。駒損しても働きが増す場合がありますが、得た手番や攻撃を具体的に使えなければ単なる損です。

自分の働きが悪い駒を1枚選び、前に進める・交換する・守りへ回す、の3候補を考えます。交換後は盤上の利きだけでなく、双方の持ち駒の打ち込みが増える点に注意。玉が薄いときの飛角の総交換は、相手の王手を増やす危険もあります。

▲ 先手の持ち駒
なし
△ 後手の持ち駒
なし
四間飛車から美濃へ合法手で再生する学習用の進行例。必勝や全分岐の最善性を示すものではありません。

端歩で逃げ道を用意する一例。

16 / 16手
手順をテキストで読む
  1. ▲7六歩(7七) — 角道を開ける。
  2. △8四歩(8三) — 居飛車側は飛車先を伸ばす。
  3. ▲6六歩(6七) — 角道を閉じる。角交換型とは別の構想。
  4. △3四歩(3三) — 後手の角道。
  5. ▲6八飛(2八) — 飛車を6八へ。先手の6筋が四間飛車。
  6. △5四歩(5三) — 中央の歩を伸ばす。
  7. ▲4八玉(5九) — 玉は飛車と反対の右側へ。
  8. △7二銀(7一) — 後手は右銀を働かせる。
  9. ▲3八玉(4八) — 玉を3八へ。
  10. △4二玉(5一) — 後手も囲う。
  11. ▲2八玉(3八) — 玉を2八へ。
  12. △3二玉(4二) — 後手の玉が3二へ。
  13. ▲3八銀(3九) — 銀を3八へ。玉と連結する。
  14. △5二金(6一) — 金を中央へ。
  15. ▲5八金(6九) — 左金を5八へ。4九金・3八銀と守りをつなぐ。
  16. △1四歩(1三) — 端歩で逃げ道を用意する一例。
盤上で確認
交換後に得る持ち駒の使い道を、交換前に1つ用意する。

間違えやすい点:「振り飛車だから交換すれば必ず得」と決めつけない。

理解チェック:狭い角とよく働く角を交換すると?

一般に狭い角の側は改善しやすいですが、玉の安全と交換後の打ち込み次第です。